【新唐人2014年9月1日】
中共 官僚の出国を制限
現在、中国では腐敗撲滅キャンペーンが真っ盛りですが、そんな中、8月28日、腐敗対策の新たな規定が報道され、注目を浴びました。「北京青年報」によると、当局は最近、官僚の出国管理を強めました。「処級」以上の官僚はパスポートを職場に預けるほか、特殊な場合を除き、個人的な出国は許可されません。
当局のこの規定について、「腐敗官僚が海外に逃げるのを阻止するためだ」との見方が多く占めます。しかし、国境警備部門の元職員は「ラジオ・フリー・アジア」に対し、この対策はあまり意味がないと語りました。通常、中共の官僚は他人名義のものも含め、パスポートを数冊持っているからです。
中共の装甲車 香港の街頭に出現
中共は現在、香港で2017年に行われる行政長官選挙を真の普通選挙で行うかどうか審議をしています。一方、香港の民主派は「真の普通選挙」を勝ち取るため、「金融街占拠運動」を呼びかけました。これに対して中共は、香港で恐らく何か起こるだろうが、北京はすでに心の準備が十分にできていると宣言しました。
緊迫感が高まる中、ある香港市民は中共の装甲車が香港の街頭に入るのを見かけたそうです。AFP通信は、香港「アップルデイリー」の報道を引用し、少なくとも中共の装甲車4台が28日の朝、香港の繁華街を通っていったと伝えました。装甲車は大砲も備えていました。
香港の民主派議員、クラウディア・モー氏(Claudia Mo)は、AFP通信に対し、装甲車の出現は、中共の香港市民に対する脅しであると指摘しました。しかし、金融街占拠運動の発起人は、脅しに屈して、この運動をやめることはないと述べました。
台湾スパイ疑惑 機密文書30件を当局が入手
先日、台湾の「大陸委員会」の前ナンバー2が中共に情報を漏らしたとされる事件で、ついに進展がありました。「ラジオ・フランス・アンテルナショナル」は29日、大陸委員会のファックスから、機密文書が台湾ビジネスマンに送られ、彼を通じ、中共の官僚に転送されたと報道しました。
報道によると台湾の調査局は、大陸委員会がファックスで送信した機密文書30件を入手しました。調査員の話によると、張顕耀(ちょう けんよう)氏は、秘書や助手を通じて、「中台の航空権の分配」や「アジア太平洋経済協力会議」の文書が台湾人ビジネスマンに送られた後、彼を通じ、中共側に送られたそうです。2つの文書はいずれも「機密」レベルに属します。
29日、台湾の調査局は、張顕耀氏の自宅など7か所を同時に捜索し、張顕耀氏や秘書・助手から事情聴取を行いました。現在、この台湾人ビジネスマンは海外にいます。一方、機密文書を受け取った中共の高官は誰なのか、まだ明かされていません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/08/30/a1134285.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/萩野 映像編集/李)